アンティーク長襦袢(絽)のしまい方・秋に袷の襦袢へ変えるタイミングと衣替えのコツ
- Hamanaka Akiko 
- 9月29日
- 読了時間: 2分
更新日:10月22日
夏の名残を感じながらも、朝晩には秋の涼しさが漂い始める頃。透け感が涼やかな「アンティーク長襦袢・絽」は、盛夏の象徴ですが、秋には「袷の襦袢」へ切り替えるタイミングが訪れます。今回は、絽の長襦袢をしまう目安や、袷へ移行する時期のポイントを解説します。
アンティーク長襦袢(絽)はいつまで着られる?

9月上旬までが目安
一般的には9月上旬ごろまでが「絽」の出番。単衣の着物に合わせると、残暑を快適に過ごせます。
季節感を大切にした切り替え
秋分を過ぎたあたりからは、透け感のある絽よりも、単、袷の襦袢がしっくりくる季節感に。暦を意識して早めに替える方も少なくありません。しかしながら、昨今の気候変動、暑すぎます!絽の襦袢がいつまでもしまえません。
秋に袷の襦袢へ変えるタイミング

秋分~10月初旬が切り替えの合図
空気が乾き、肌寒さを感じ始めたら、単、袷へ移行するサインです。
本来、9月に入ったら単と言われていますが、まだまだ暑い。
単衣から袷の着物へ替える時期に合わせる
着物が単衣から袷に移るのと同時に、長襦袢も袷に替えると季節感が揃います。どんどん、季節がずれているこの頃ですが。。。。。
地域や気候で調整する
関西と関東、都市部と山間部では気候差があるため、体感温度に合わせて調整するのがポイントです。
アンティーク長襦袢を楽しむ工夫
着物ルールから外れてしまうけど。相手に失礼にならないなら、10月に入っても単でまだまだ大丈夫になっているこの頃。
秋柄のアンティーク襦袢を選ぶ
紅葉や秋草などの柄行きが、季節の装いにアクセントを添えて。くりまわしと言って、着なくなった長着を襦袢に変えることも!
透け感から重みへの移ろいを味わう
絽から単、袷に替えることで、装いに深みと落ち着きを表現できます。
袖もなんとなくしっとり重さを感じるように。
見えない部分に洒落心を
袖口や裾から覗くアンティーク長襦袢の柄は、着物好きならではの隠れた楽しみです。

アンティーク長襦袢(絽)は、秋の初めに涼やかさを添えてくれる存在ですが、秋分を過ぎた頃からは袷の襦袢に切り替えるのが自然です。衣替えを意識することで、四季の移ろいを装いから感じ取ることができ、着物ライフがより豊かになります。




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