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東京手描き友禅の長着 江戸玩具と宝尽くし模様に込めた遊び心
東京手描き友禅の黒地の長着江戸玩具と宝尽くしの模様が上品に映える一枚 秋の始まりに、東京手描き友禅の長着を広げました。地色は、いまの時代にしっくりとなじむ深みのある黒。その上に描かれているのは、江戸玩具と宝尽くし模様です。 江戸玩具は、かつて子どもたちの笑顔とともにあった“遊び”の象徴。宝尽くしには、幸運・知恵・繁栄などの願いが込められています。それぞれの文様が、生き生きと筆で描かれ、見るたびに新しい発見があります。 東京手描き友禅は、 経済産業大臣指定の伝統工芸品 。職人が一筆ずつ染料を重ねていくことで、独特の立体感と温もりが生まれます。その繊細な手仕事は、まさに日本の美意識そのもの。 筆の跡が感じられる手描き友禅の文様。江戸玩具と宝尽くし、それぞれに職人の想いが宿る きもの DE AKIKO では、着物の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。 [お問い合わせはこちらから]

Hamanaka Akiko
2024年9月13日読了時間: 1分


網干文様の絽名古屋帯|手描き絹の涼やかな夏帯
夏の空気を感じる、絹の絽地に手描きで描かれた網干文様(あぼしもんよう)の名古屋帯。網を干した形を意匠化した古典文様で、涼やかで風情ある印象を与えます。軽やかに風を通す絽の素材と、職人の筆が生み出すやさしい線。夏の装いに、さりげない品と粋を添えてくれる一枚です。 絹の絽地に描かれた網干文様。夏の風を感じるデザイン。 網干文様は、魚を捕るための網を干している形をモチーフにした古典柄です。「豊漁」「安定」「清らかさ」などの意味をもつ縁起の良い文様として、昔から夏の着物や帯によく使われてきました。 この名古屋帯は、絹の絽地に職人が一本一本、筆で描いた手描き染。細やかな筆致の中に、絽の透け感が重なり、まるで風が通り抜けるような印象です。 単衣や薄物に合わせると、季節感を感じながらも凛とした佇まいに。古典の意匠ながら、どこかモダンで、涼を運ぶ夏の定番帯です。 網を干した形を意匠化した古典柄。繊細な美しさが際立ちます。 網干文様の帯を取り入れた夏の装い。上品で涼しげな印象に。 締めの言葉 夏の間、何度か手に取ったこの網干文様の絽名古屋帯。透ける絹の質感と手描き

Hamanaka Akiko
2024年9月9日読了時間: 2分
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