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曾祖母の半襟と過ごす夏|撫子模様の手刺繍が伝える季節の記憶

  • 執筆者の写真: Hamanaka Akiko
    Hamanaka Akiko
  • 2024年8月30日
  • 読了時間: 1分

更新日:10月23日

今年の夏、曾祖母の形見である半襟を身につけました。撫子の花がひと針ずつ手刺繍されたその布には、時を超えて受け継がれた想いが詰まっています。真夏の日差しの中でも、心がすっと整うような、そんな装いでした。

季節は過ぎて、夏の半襟の出番はまた来年。でも、手に取るたびに思い出すのは、曾祖母が針を進めた静かな時間と、その温もり。次の夏も、この半襟を胸に添えて過ごせたらと思います。



撫子模様の手刺繍が施された曾祖母の半襟。繊細な糸の彩り。
撫子の刺繍が美しい半襟。涼やかな夏の装い。

明治生まれの曾祖母が使用していた手刺繍の半襟。

うっとりする手刺繍の半襟。

うす~いうす~い絽の生地で襦袢につけるのが怖いくらい。

白い絽だったけれど、汗じみがところどころでていたので

元気なピンクに染めてみました。

模様はなでしこ。

着物を着る前に半襟を整える手元。受け継がれる仕草。
半襟を整える手元にも、丁寧な想いを込めて。

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