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【制作哲学】服ではなく「建築」を纏う。シルバーシルクの幾何学 / Architectural Silk 

  • 執筆者の写真: Hamanaka Akiko
    Hamanaka Akiko
  • 12月4日
  • 読了時間: 1分
日本の幾何学模様が施されたシルバーシルクのコート。背面のドレープと構築的なシルエット。
 伝統と現代建築の融合。

今日は、新作について少し深く語ります。 テーマは「構造(Structure)」です。

Instagramのリール動画[@passioneer_kimono]はもうご覧になりましたか?

このシルバーのコートで私が表現したかったのは、単なる衣服ではありません。 それは、身体を守り、美しく見せるための「現代の鎧(Modern Armor)」であり、 動きの中で完成する「建築」です。


■ 幾何学と静寂

使用した生地は、光の当たり方で表情を変える希少なシルバーシルク。 そこに施された幾何学模様は、日本の伝統的な数理をルーツに持ちながら、極めて現代的な構造美を持っています。 身体にまとわりつくのではなく、身体の周囲に「空間」を構築するカッティングを意識しました。


■ 沈黙というラグジュアリー

なぜ、派手な色を使わないのか。 それは、本物のラグジュアリーは「叫ぶ」必要がないからです。

このシルバーシルクの質感は、冬の光の中で雄弁に語ります。 太陽を捉え、街の風景を反射し、それでいて静寂(Silence)を保つ。

「神は細部に宿る」ことを知る、大人のあなたへ届けたい一着です。



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