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PASSIONEER


À la recherche du temps perdu — メゾンと、作業所
同じ場所を、メゾンと呼ぶか、作業所と呼ぶか。 見たのは、ずいぶん前のこと。 筋は、だいたい想像がつく。 主人公が、マダムとぶつかって、メゾンを飛び出す。 でも、きっと戻ってくる。 そうでないと、映画が終わってしまうから。(笑) それでも、ディオールのメゾンの中が映る。 それだけで、見る価値があった。 本物の手仕事がそこにある。 そして、マダムは文句なく格好いい。 フランス語では「メゾン」。 日本語では「作業所」。 働くところ。 同じ場所を指しているのに、随分と違う呼び名だと思った。 私がお稽古をした作業所は、余計なことは言わない。 ただ黙々と縫い続ける日々。 おしゃべりなんて存在しない。 和裁は、分業ではない。 最初から最後まで、自分が責任を持って一枚を仕上げる。 映画の中のメゾンは違って見えた。 一枚のドレスに、たくさんの縫い手が、同じフロアで関わっている。 まず、ここが一番違う。 和服はどうだろう。 摺箔、刺繍、染め。 それぞれが、それぞれの工房で仕上げる。 ふと思った。 皆が同じ空間で、一枚の着物を作ることができたら。 You may ne

Hamanaka Akiko
10月15日読了時間: 1分
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