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皇室御用達仕立て屋の伝統と100年の「ふき」

  • 執筆者の写真: Hamanaka Akiko
    Hamanaka Akiko
  • 1月8日
  • 読了時間: 1分


Details of hand-stitched Fuki on the KINSHU coat, representing the heritage of the Fushimi Imperial lineage.
「フキ」は命の身代わり。擦り切れるたびに命を吹き込み、100年の時を繋ぐ。

なぜ私たちは隠されたディテールにこだわるのでしょうか?


大谷翔平選手は、スーツの裏地にデコピンの絵を隠したことで有名です。これは私たち日本人の「裏まさり」(隠れた贅沢)の精神です。


最新作「錦繍」には、さらに深い秘密が隠されています。この着物は、もともと伏見宮に仕えていたお針子の名人によって自分の息子のために仕立てられたものです。縫い目一つ一つに、子供の長寿を願う彼女の祈りが込められています。


裾の「紅吹」こそが、この伝統の核心です。それは装飾ではなく、身を守る盾です。和裁の伝統において、この縁飾りは1世紀の間に4回交換することが可能であり(表裏、上下)、これにより、着物自体が孫の代まで受け継がれることになります。あなたはコートを買うのではなく、1世紀にわたる静寂と献身を手に入れるのです。

 
 
 

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