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PASSIONEER


À la recherche du temps perdu — なぜ今、Combinaisonなのか
素肌に纏うために、素肌の延長のように仕立てる。 美しい着物の下に着るのが、長襦袢と言われる下着。 これも絹100%手縫いが基本だ。 ところが昨今異常気象のため、日本の夏は暑くてたまらない。ただでさえ着物は全て身につけると夏は辛い。 ブラにノースリーブ、ミニスカート。このようなファッションには暑さ軽減ではかなわない。 よって、夏の長襦袢は麻であったり、省略したり。さまざまな知恵が絞られている。洗える絹、ポリエステル。科学は日々進化する。 中古市場には長襦袢が溢れている。特に白、薄いピンク。誰もが1枚は持っているような代物。 無難な1枚だが2枚目は欲しくない。この子たちの新たなご主人様を見つけたい。 ブラトップと一体化されたスリップが日本では現在主流となり、スリップだけではなかなか需要がない。素肌に絹を纏う習慣が薄れている。 素肌に纏うものだからこそ、違和感なくしっとりなじむ縫製で仕上げたい。はるか昔は手縫いが当たり前であったはず。 スーツの下の戦闘服に、リラックスタイムに。 天然繊維である絹で自分を包み、身体の芯から磨き内側から光り輝く。 新しい習

Hamanaka Akiko
9月10日読了時間: 2分


À la recherche du temps perdu — 直線の生地に、曲線を教える
直線の生地に、少しずつ曲線を教えていく。 着物は直線裁ちだ。生地幅は約38cm、これを使用する。 combinaisonを作るにあたり、どうしても直線裁ちだけでは不都合が生じる。ドレープの美しさを感じてもらうためには、Aラインが理想的だし、身体の線にもなじむ。 マリリン・モンローのドレスが翻る有名な映画のワンシーン。あれほどには踊らないものの、軽い柔らかな生地は動くたびに身体に吸い付いて色っぽい曲線をえがく。 絹は身体に纏い、動いてこそ美しさを増す究極の素材だ。 直線の生地に、少しずつ曲線を教えていく。 反物幅は変えられないために、非常に型紙を置きにくい。それに、地の目を通して型紙を置かないと光が当たったときに生地の輝き方が異なるのが一目瞭然だ。洋装に反物が使えないのは以上の理由からだ。 とはいえ、胸元の見返し部分は必須でありレースをつけずに生地の美しさのみを表現するには和裁独特のフキの技術は外せない。  レースに頼らず、フキだけで生地の美しさを語らせる。...

Hamanaka Akiko
9月3日読了時間: 2分
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