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À la recherche du temps perdu — 直線の生地に、曲線を教える

執筆者の写真: Hamanaka Akiko
Hamanaka Akiko
9月3日
読了時間: 2分
裁った長襦袢生地をAラインのシルエットに合わせ、身頃の形が見えてきた様子
直線の生地に、少しずつ曲線を教えていく。



着物は直線裁ちだ。生地幅は約38cm、これを使用する。

combinaisonを作るにあたり、どうしても直線裁ちだけでは不都合が生じる。ドレープの美しさを感じてもらうためには、Aラインが理想的だし、身体の線にもなじむ。

マリリン・モンローのドレスが翻る有名な映画のワンシーン。あれほどには踊らないものの、軽い柔らかな生地は動くたびに身体に吸い付いて色っぽい曲線をえがく。

絹は身体に纏い、動いてこそ美しさを増す究極の素材だ。



直線の生地に、少しずつ曲線を教えていく。

反物幅は変えられないために、非常に型紙を置きにくい。それに、地の目を通して型紙を置かないと光が当たったときに生地の輝き方が異なるのが一目瞭然だ。洋装に反物が使えないのは以上の理由からだ。

とはいえ、胸元の見返し部分は必須でありレースをつけずに生地の美しさのみを表現するには和裁独特のフキの技術は外せない。

![見返し部分の型紙と生地、ピンで仮止めされた様子](画像2のWix URL)

レースに頼らず、フキだけで生地の美しさを語らせる。

絹100%手縫いのcombinaisonを誰もが楽しめるようにするため試行錯誤の日々。

見返し部分の型紙を長襦袢生地に当て、ピンで仮止めしている様子
レースに頼らず、フキだけで生地の美しさを語らせる。



You may never wear a kimono. But you can wear the art of Wasai.

On ne porte pas forcément un kimono. Mais on peut porter l'art du Wasai.

— PASSIONEER




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