竺仙 長板中型藍染浴衣|東海道五十三次を藍で描いた細密な夏の一枚
- Hamanaka Akiko

- 7月23日
- 読了時間: 1分
更新日:10月23日

今年の夏も終わり、箪笥から竺仙の長板中型藍染浴衣をしまいました。この浴衣は、東海道五十三次の模様を藍で丁寧に染めた細やかな作品です。
細かく描かれた宿場町や旅人の姿は、昔の風景をそのまま閉じ込めたかのよう。職人の技と藍染めの奥深さが感じられる、一枚でありながらアートのような浴衣です。
近くで見ると、長板中型特有の寸分狂いのないつながった模様の線や色の濃淡が美しく、藍ならではの深い青が夏の空気に映えます。着るだけで、江戸から続く染の伝統と物語を感じられる一枚です。また、洗うたびに独特の色合いが生まれます。

季節はもう秋。今年はこの浴衣もそっとしまい、また来年の夏に袖を通すのを楽しみにしています。
きもの DE AKIKO では、着物や浴衣の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。
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