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À la recherche du temps perdu — はいからさんの矢絣

執筆者の写真: Hamanaka Akiko
Hamanaka Akiko
1 日前
読了時間: 2分
矢絣模様が印象的


『はいからさんが通る』。懐かしい。

私が学生だった頃の、少女漫画。

2017年に、劇場版で復活した。

大正ロマンを描いた漫画だけれど、恋愛もの。

同じ大正時代が舞台のアニメ『鬼滅の刃』とは、全く異なる時代を感じる。

『はいからさんが通る』は、花びらがバンバン飛ぶし、胸はキュンキュンする。

主人公が結婚する相手は、超絶イケメン。

主人公は、和装も洋装も自在に操る。

基本的に、この頃の日本女性は、まだ和装だった。

主人公の服装は、時代をよく表している。

矢絣に袴の姿が、いちばん多く描かれている。

矢絣は、矢の羽根を並べた柄。

矢は、一度放たれたら戻ってこない。

だから、「まっすぐ進む」という縁起のよい柄とされた。

大正の女学生は、卒業の着物にこの柄を選んだ。

卒業後も、うまくいきますように。

けれど、あるときは、可愛らしいワンピースでデートをする。

大きなセーラーカラーだったり、ふりふりのレースだったり。

着物では、大きな燕が飛んでいる柄もある。

自転車をこぎ、竹刀を振りまわし、女性の地位向上を声高に話す。

和装から洋装へ。

女性も、より活動的に。

おとなしく座っているだけの生活から、スカートを翻して、大通りを闊歩する。

そんな時代が、大正時代だった。

髪を短く切って、和装から洋装へ。

和裁を纏うことが、目に見えて減ってきた時代。


You may never wear a kimono. But you can wear the art of Wasai.

On ne porte pas forcément un kimono. Mais on peut porter l'art du Wasai.

— PASSIONEER

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