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PASSIONEER


À la recherche du temps perdu — 浴衣オートクチュール —
江戸・明治の女性たちが伝えた和裁の技 母の世代の人たちは自身で浴衣を縫えたらしい。もしかしたら、現在も授業の一環として浴衣を仕立てる学校(専門学校以外)が存在するかもしれない。伝統工芸を守っていきたいこちらとしては非常に嬉しい活動である。しかしながら、実務的な合理性を求めるならこれもまた時間が足りない現代の風潮に反している行動なのかもしれない。AIが全てをまかなえるよう進化する現代、職人の技術くらいはせめて守りたい領域ではある。 浴衣はご存知の通り、木綿の単。一番気楽に和装を楽しめる。構造も至ってシンプル。いやいや、一反の反物から生まれる着物は浴衣であろうと絹物であろうと同じ構造である。 8枚の布から成り立っている。裁ち方を一度理解すればあとは自分で好きなものをどんどん縫うことができる。デザインというものが存在しないからだ。だから決して難しいことではない。好きな生地を見つけたら自分の身体にぴったりの寸法で自分の手でお気に入りの浴衣を仕立ててみるのはいとも楽しきことではないか。 和服は仕立て直しが前提の衣類。痩せても、逞しくなっても、再度解いて

Hamanaka Akiko
6月11日読了時間: 2分
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