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PASSIONEER


À la recherche du temps perdu — 浴衣オートクチュール —
浴衣は年齢を気にせず、かなり大胆に遊べる着物のひとつ。 夏の代名詞として語られているが、起源は湯上がりに着るバスローブ。「帷子(かたびら)」と呼ばれていた。手ぬぐいで簡単に水分を拭き取ったあと、さっと羽織って外に出たのか、それとも色っぽく異性を誘っていたのか。 現代とはお風呂屋の様子も異なるが、想像は膨らむばかり。 浴衣オートクチュールが奨励する、二つ目のわがまま。 それは「袖の丸み」。 何も要求しなければ、自動的に和裁士が丸みを決める。 基本的には「5分」と呼ばれる、2cmの丸み。着物もほぼこれで仕立てられる。 でも、実は丸みも袖丈も自分で決められる。 知らないって、mottainai! 着る人の「わがまま」を叶える、浴衣オートクチュールの袖の丸み。 年齢を重ねていると、袖の丸みは小さくするのが決まり。 でも、若い頃を思い出して、うんっとまあるくしてみたくなる時はありませんか? 浴衣のみ、それが許されます。 元禄袖みたいに、ぐわっと丸くすることだって! 歳をとってから着物に目覚めたとなると、お袖の丸い着物を味わうことはできません。 だからこそ。

Hamanaka Akiko
6月3日読了時間: 2分
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