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À la recherche du temps perdu — 何故、今Combinaisonなのか

  • 執筆者の写真: Hamanaka Akiko
    Hamanaka Akiko
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分
麻の葉柄が浮かぶ、ヴィンテージ長襦袢のピーチベージュシルク生地
誰も見向きもしない、でも絹100%。カイコが命をかけて紡いだ糸。

和裁には繰り回しという手法がある。和服は仕立て直し前提の衣服だ。散々着て傷んだ着物を解き、まだ使えるところだけをつなぎ合わせて新しい命を吹き込む。


身頃、襟、袖、全てがバラバラの生地で仕立てられている長襦袢が最も一般的である。

昔は縮緬の長襦袢もあったし、綸子ばかりではなかった。現在中古の市場をみると白やピンクの長襦袢が信じ難い安価で売られている。絹100%なのに。素肌に触れた時に感じる吸い付く柔らかさ、身体の動きを邪魔しない軽さ。なににも劣らない素晴らしい手触り。

カイコが命をかけて紡いだ糸。


それをなんとか現代の需要に応えられないかと考えた。

反物幅は38cm、この生地幅は洋服を作ろうとすると非常に不便。無理に型紙を取ろうとすると織り方の都合から光り方が変わり、製品になった時に美しくない。

しかしながら、長襦袢のままでは見向きもされない。赤、金彩、派手な吉兆柄、豪華な刺繍が施されていれば世界中のセレブが手を伸ばすのに。


私が救いたいのは見向きもされない子たち。なんとかしないと。


そこで思いついたのが、絹の豪華さを素肌で感じられるcombinaison、手縫いで。バイアス使用、やたらに伸びる。ただでさえ柔らかくて収まりが悪いのに。どうしたものやら。扱いの難しい子たち。


定規とハサミを使い、長襦袢生地を型紙に合わせて裁断している様子
バイアス使用、やたらに伸びる。扱いの難しい子たちとの格闘が始まる。

You may never wear a kimono. But you can wear the art of Wasai.

On ne porte pas forcément un kimono. Mais on peut porter l'art du Wasai.


— PASSIONEER


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