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À la recherche du temps perdu —2枚のスカーフと衣服の記憶

  • 執筆者の写真: Hamanaka Akiko
    Hamanaka Akiko
  • 18 時間前
  • 読了時間: 2分

フランスの友人がくれたエルメスのスカーフは2枚。1枚は私が立ち上げたブランドのお祝いにと蛍の思い出と共に贈ってくれた。もう一枚は数年前、旦那様のおばさまが愛用していらしたという一枚。こちらは、絵柄が正統派でこれこそフランスというような貴族が騎乗している柄。どちらも私にはかけがえのない宝物。日本の養蚕業が歴史的にフランスと深く関わり合いを持っていることなどを考えると、これら2枚のエルメスも、より感慨深いものになる。友人が私のために選んでくれた柄だけに、より一層愛着を感じる。エルメスというブランドをどう着こなせばいいだろう。


私が愛してやまない、日本の紬や染め物たちと一緒に。100年を超える手織りの紬。フシだらけの売り物にならない紬は、本来農閑期の冬の仕事として織るものだったが、現在ではその価値が見直されて非常に尊いものになっている。硬く目の詰まった織は簡単には敗れず、激しい労働にも耐えうる素晴らしい衣服だ。その紬を現代の鎧として新しく蘇らせたのが私が作るコート。






白い手織り紬のダスターコート「狭霧」にヴィンテージエルメスのスカーフを合わせたトルソーのコーディネート
100年を超える白紬の重厚な質感に、フランスの気品が美しく溶け込む。ダスターコート「狭霧(Sagiri)」










手描き染めの木の葉模様が施されたコート「散り急ぐ」の胸元に、虫柄のエルメススカーフを大きく広げて掛けたクローズアップ
儚く美しい手描きの木の葉と、ヴィンテージシルクに描かれた自然界のモチーフが交わす静かな対話。「散り急ぐ(Chiri-isogu)」










絞り染めパターンのシティダスター「うたかた」の首元に、ブルーのエルメススカーフをタイトに結んだスタイリング
都会的なリズムを刻むテクスチャーと、首元に走る鮮烈なフレンチブルーのコントラスト。シティダスター「うたかた(Utakata)」


You may never wear a kimono. But you can wear the art of Wasai.

On ne porte pas forcément un kimono. Mais on peut porter l'art du Wasai.

— PASSIONEER



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