top of page
PASSIONEER


À la recherche du temps perdu — Combinaisonに長襦袢の生地を使う理由
長襦袢は下着に該当する。 洋装ならスーツの下でも、ワンピースの下でも。基本的に長襦袢だけで室内を歩き回ることはないと思う。 また、長襦袢に使用する生地に決まりはない。 母の襦袢をみると、縮緬、綸子、モスリン、麻、様々な素材で仕立てられているし、派手になった羽織を解いて仕立てられているものもある。 見えないところにこそ、ドキドキが隠れている。 下着なのだから何をきていようが構わない!という考え方もあるし、その一方で、見えないところにこそこだわりたい!というのも日本人の美意識として根強い。 紺や茶の地味な着物の下から緋縮緬の長襦袢が見えたらドキドキするかもしれない。 長襦袢に使用する生地は綸子が最も一般的である。その理由は肌触りに尽きる。 素肌にまとった瞬間に、てれんとろんとした絹独特の触感。繻子織りによるものだ。よく滑るので重ねて着る着物に最適。平織りではこうはいかない。 綸子が光るのも、この繻子織りの構造による。 糸の交差点(組織点)が少なく、糸が長く表面に浮く。平織りは縦糸と横糸が一本ごとに交互に上下するため、糸の表面のあちこちで光が乱反射し、

Hamanaka Akiko
6 日前読了時間: 2分
bottom of page