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訪問着の仕立て直しに欠かせない「洗い張り」とは?料金相場と依頼のコツ
アンティーク訪問着を仕立て直す際によく耳にする「洗い張り」。実はこの工程、仕立て直しの仕上がりを大きく左右する大切なステップです。時間をかけて丁寧に生地を整えることで、古い着物も新品のように蘇ります。 今回は、 洗い張りと仕立て直しの関係・料金相場・依頼のポイント を詳しくご紹介します。 💠 おばあさまの留袖 洗い張りとは?反物に戻して生地をよみがえらせる技 「洗い張り」とは、着物を一度ほどき、反物の状態に戻して水洗いを行う伝統的な工程です。専用の道具と技術で汚れやシワを落とし、生地を整えることで、次の仕立て直しが美しく仕上がります。伝統的な方法としては伸子張りという竹ひごを使用した日本古来のやり方がありますが、 お値段によっては別の方法でしているところもあります 。 ここがポイントです!!! 洗い張りをした表地。生地が反物の状態に戻り、仕立て直しの準備が整います 💠 仕立て直しと洗い張りを組み合わせるメリット アンティーク訪問着を仕立て直す際、洗い張りを同時に行うと多くのメリットがあります。 ✨ 生地が整い、仕上がりが美しくなる...

Hamanaka Akiko
2025年10月9日読了時間: 3分


アンティーク訪問着の仕立て直しで蘇る美しさー思い出を未来へつなぐ一枚
アンティークの訪問着は、現代の着物にはない色柄や風合いが魅力です。しかし、時を経て寸法が合わなくなったり、生地にゆるみが出てきたりすることも。そんな時におすすめなのが「仕立て直し」です。大切に受け継がれてきた訪問着を仕立て直すことで、新たな命を吹き込み、現代の暮らしに寄り添う一枚へと甦らせることができます。 着物は仕立て直しを前提とした服です。思い出をまとうことも可能です。 また、お気に入りをネットで見つけたら袖を通してみたくなりませんか? アンティーク訪問着。サイズ直しをすれば、現代の体型にも合わせて再び美しく着られます アンティーク訪問着の魅力とは 現代の色にはない柔らかいグレイッシュな色味が最大の特徴です。染料からして異なるので光の下にでたとき、違いが顕著にみられます。 唯一無二の柄や色彩 アンティーク着物は、現代ではなかなか見られない染めや織り、独特の色合いが魅力です。特に訪問着は、格を保ちつつも華やかさを演出できるため、フォーマルな場でも存在感を放ちます。 裄直しの様子。縫い代を確認しながら丁寧に仕立て直していきます...

Hamanaka Akiko
2025年10月2日読了時間: 3分


漆描き羽織 ― 黒地に映える伝統技法の魅力
羽織に漆がきが施された羽織。光の加減で模様が浮かび上がります。 着物や羽織の中でも、ひときわ存在感を放つのが「漆描き羽織(うるしがきはおり)」です。黒地に艶やかな漆の文様が浮かび上がる姿は、控えめでありながらも強い印象を残します。この記事では、漆描きの歴史や技法、そして現代での楽しみ方をご紹介します。 漆描きとは? 漆描きは、日本の伝統工芸のひとつで、布地に漆を使って模様を描く技法です。漆といえば蒔絵や漆器が思い浮かびますが、実は昭和初期から戦後にかけては着物や羽織にも盛んに用いられていました。 漆を施すことで布地の表面に光沢と立体感が生まれ、織や染めにはない独特の輝きが楽しめます。 黒地に漆が映える理由 黒の羽織はもともとシックで落ち着いた印象ですが、そこに漆描きが加わることでぐっと華やかさが増します。 艶やかなコントラスト :黒の深みに漆の光沢が浮かび上がり、上品なきらめきを演出。 光と動きによる表情 :角度や光の加減で模様の見え方が変化し、動きのある美しさを楽しめます。 古典とモダンの融合 :伝統的な技法でありながら、現代的なファッション性

Hamanaka Akiko
2025年9月23日読了時間: 2分


大正ロマンをまとう ― お召しの矢絣
大正ロマンの象徴、矢絣模様 大正時代と聞いて思い浮かぶのは、モダンガールや女学生の姿。なかでも「矢絣(やがすり)」の柄は、時代を象徴する模様として人気を集めました。矢がまっすぐに飛ぶ姿から「真っ直ぐに進む」という意味が込められ、特に若い女性の間で愛されてきました。...

Hamanaka Akiko
2025年9月12日読了時間: 2分


中に着ても、見せても映える。アンティーク長襦袢の魔法
紫織庵 大正ロマン 金魚 正絹 絽 着物の装いに欠かせない「長襦袢」。本来は着物の下に身につけるものですが、アンティークの長襦袢には、単なる“下着”以上の魅力が隠されています。鮮やかな色使いや繊細な柄、時代を感じさせるデザインは、若い世代にとっても新鮮に映り、着こなしの幅を...

Hamanaka Akiko
2025年9月9日読了時間: 2分


長襦袢が嫁ぐ日
長襦袢 。着物姿を支える、最も重要な「縁の下の力持ち」です。 先日、奥様をなくされた方から、ほぼ新品の美しい長襦袢を譲り受ける機会がありました。正絹の滑らかな肌触り、控えめながらも格調高い地紋。その方の温かいお気持ちに、心から感謝したものです。 しかし、いざ袖を通してみると、残念ながら 私には袖丈がわずかに合わず 、このまま仕舞い込んでしまうのはあまりにももったいないと感じていました。 良い物は、使われてこそ活きる。 そんな想いから、私は一つの「和のバトン」を渡すことを決意しました。 譲っていただいた大切な長襦袢。このままタンスの肥やしにしたくはありませんでした。 「タンスの肥やし」にしたくない!葛藤と決断 いただいた長襦袢は、着物として最高の品質と格を持っていました。礼装にも使えるような品でしたので、なおさら「どうにかしたい」という気持ちが強かったです。 ただ、長襦袢は着物とは違い、 袖丈や裄が合わないと着付けが非常に難しい アイテムです。悩んだ末、 この長襦袢を今すぐに必要とし、サイズが合う方に使ってもらうのが一番だ と腹をくくりました。..

Hamanaka Akiko
2025年9月7日読了時間: 3分


有松鳴海絞り浴衣 本藍 ― 伝統と夏の涼
有松鳴海絞りの本藍浴衣 夏が近づくと、浴衣の季節がやってきます。中でも、日本の伝統技法「有松鳴海絞り」で染められた本藍の浴衣は、国内外で高く評価されています。 職人の手仕事で作られる独特の絞り模様 有松鳴海絞りは、愛知県名古屋市周辺で400年以上の歴史を持つ染色技法。布に職人の手で糸を巻き、染めることで独特の美しい模様を生み出します。本藍染の深い青色は、夏の光の下で清涼感を感じさせ、着る人に落ち着きと品格を与えます。 夏祭りや花火大会で映える本藍浴衣 海外でも「Arimatsu Narumi Shibori」として知られ、伝統工芸に興味がある方や浴衣ファンに人気です。日本の夏の風物詩として、花火大会や夏祭りでも注目される一枚です。 美しい本藍の有松鳴海絞り浴衣で、今年の夏を特別にしてみませんか? お問い合わせはこちら →

Hamanaka Akiko
2025年8月12日読了時間: 1分


手刺繍の名古屋帯|秋色紬地を京都のマダムからの贈り物で楽しむ
京都のマダムから贈られた秋色の紬地名古屋帯。手刺繍が季節の装い 秋の訪れを感じながら、紬地に手刺繍が施された名古屋帯を広げました。この帯は、京都のマダムから贈られた大切な一枚。秋色の深みある色合いと繊細な刺繍が、季節の装いを格上げしてくれます。 細やかな手刺繍のモチーフは、職人の技と心遣いが感じられ、光にかざすと色や糸の質感が美しく浮かび上がります。 細やかな手刺繍のアップ。糸の色や質感が秋色に映え、職人の技と心遣いを感じる。 この帯を締めると、京都の雅やかな雰囲気と、秋の静かな空気を一緒に楽しむことができます。今年の秋は、この帯のコーディネートを考えるのが楽しみです。 きもの DE AKIKO では、着物や帯の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。 [お問い合わせはこちらから]

Hamanaka Akiko
2025年8月6日読了時間: 1分


竺仙 長板中型藍染浴衣|東海道五十三次を藍で描いた細密な夏の一枚
竺仙の長板中型藍染浴衣。東海道五十三次の模様を本藍で丁寧に染めた、細密で美しい一枚。 今年の夏も終わり、箪笥から竺仙の長板中型藍染浴衣をしまいました。この浴衣は、 東海道五十三次の模様を藍で丁寧に染めた細やかな作品 です。 細かく描かれた宿場町や旅人の姿は、昔の風景をそのまま閉じ込めたかのよう。職人の技と藍染めの奥深さが感じられる、一枚でありながらアートのような浴衣です。 近くで見ると、長板中型特有の寸分狂いのないつながった模様の線や色の濃淡が美しく、藍ならではの深い青が夏の空気に映えます。着るだけで、江戸から続く染の伝統と物語を感じられる一枚です。また、洗うたびに独特の色合いが生まれます。 東海道五十三次の宿場町や旅人の姿を細かく描いたアップ。職人の技と藍染めの深みを感じられる。 季節はもう秋。今年はこの浴衣もそっとしまい、また来年の夏に袖を通すのを楽しみにしています。 きもの DE AKIKO では、着物や浴衣の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。 [お問い合わせはこちらから]

Hamanaka Akiko
2025年7月23日読了時間: 1分


昭和初期の綸子小紋|祖母から受け継いだ、戦争を越えた一枚
祖母から譲り受けた昭和初期の紫綸子小紋。高貴な紫に淡い小紋模様が映える一枚。 祖母の箪笥を開けたとき、深い紫の綸子小紋が目に入りました。この色は昔から格式の高い色とされ、手にした瞬間、祖母の想いや昭和初期の雅な暮らしの気配が伝わってくるようでした。 元々は祖母が叔父の嫁にと取っておいた着物ですが、戦争の影響で結局叔父は結婚せず長い年月を箪笥で静かに眠っていました。 布の光沢と淡い小紋模様が、時代を超えて今も色褪せず輝いています。手に取ると、職人の丁寧な仕事と、祖母の想いが重なり、袖を通すたびに小さな幸せを感じます。 細やかな模様のアップを見ると、昭和初期の職人技が今も息づいているのがわかります。今年は秋から冬にかけてこの紫の着物を楽し無事にします。 細やかな小紋模様のアップ。昭和初期の職人の丁寧な仕事が伝わる きもの DE AKIKO では、着物の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。 [お問い合わせはこちらから]

Hamanaka Akiko
2025年5月24日読了時間: 1分


東京手描き友禅の長着 江戸玩具と宝尽くし模様に込めた遊び心
東京手描き友禅の黒地の長着江戸玩具と宝尽くしの模様が上品に映える一枚 秋の始まりに、東京手描き友禅の長着を広げました。地色は、いまの時代にしっくりとなじむ深みのある黒。その上に描かれているのは、江戸玩具と宝尽くし模様です。 江戸玩具は、かつて子どもたちの笑顔とともにあった“遊び”の象徴。宝尽くしには、幸運・知恵・繁栄などの願いが込められています。それぞれの文様が、生き生きと筆で描かれ、見るたびに新しい発見があります。 東京手描き友禅は、 経済産業大臣指定の伝統工芸品 。職人が一筆ずつ染料を重ねていくことで、独特の立体感と温もりが生まれます。その繊細な手仕事は、まさに日本の美意識そのもの。 筆の跡が感じられる手描き友禅の文様。江戸玩具と宝尽くし、それぞれに職人の想いが宿る きもの DE AKIKO では、着物の仕立て直しやコーディネートのご相談を承っています。思い出の一枚を、次の季節にもう一度。 [お問い合わせはこちらから]

Hamanaka Akiko
2024年9月13日読了時間: 1分


網干文様の絽名古屋帯|手描き絹の涼やかな夏帯
夏の空気を感じる、絹の絽地に手描きで描かれた網干文様(あぼしもんよう)の名古屋帯。網を干した形を意匠化した古典文様で、涼やかで風情ある印象を与えます。軽やかに風を通す絽の素材と、職人の筆が生み出すやさしい線。夏の装いに、さりげない品と粋を添えてくれる一枚です。 絹の絽地に描かれた網干文様。夏の風を感じるデザイン。 網干文様は、魚を捕るための網を干している形をモチーフにした古典柄です。「豊漁」「安定」「清らかさ」などの意味をもつ縁起の良い文様として、昔から夏の着物や帯によく使われてきました。 この名古屋帯は、絹の絽地に職人が一本一本、筆で描いた手描き染。細やかな筆致の中に、絽の透け感が重なり、まるで風が通り抜けるような印象です。 単衣や薄物に合わせると、季節感を感じながらも凛とした佇まいに。古典の意匠ながら、どこかモダンで、涼を運ぶ夏の定番帯です。 網を干した形を意匠化した古典柄。繊細な美しさが際立ちます。 網干文様の帯を取り入れた夏の装い。上品で涼しげな印象に。 締めの言葉 夏の間、何度か手に取ったこの網干文様の絽名古屋帯。透ける絹の質感と手描き

Hamanaka Akiko
2024年9月9日読了時間: 2分


絽紬染め帯・手描きの美しさ|夏帯コーデ(来年も楽しみに)
今年の夏、私が愛用している 絽紬の染帯 をご紹介します。手描きならではのやさしい色彩と筆のタッチが魅力で、夏の装いに華やぎを添えてくれます。今は秋、夏帯の出番はまた来年ですが、その美しさは今も目に浮かびます。 夏に活躍する絽紬の染帯。手描きの美しさが光ります。 手描き染帯の細やかな柄。夏帯の華やかさ。 絽紬の染帯で仕上げた帯結び。コーディネートのポイント 夏帯は季節のもの。今は袖を仕舞いますが、来年またこの絽紬の染帯を胸に添えて着る日を楽しみにしています。季節の移ろいとともに待つ時間も、着物の楽しみです。 最後までお読みいただきありがとうございます。季節や帯の魅力を感じながら、着物を楽しむひとときをお届けできたら嬉しいです。 ご質問やご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちら

Hamanaka Akiko
2024年9月5日読了時間: 1分
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